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2012年7月

実は純粋なラブソング(!?)

人気アニメ「キテレツ大百科」でお馴染みの「はじめてのチュウ」。

フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」を彷彿するようなエフェクト・ヴォイスが印象的な曲。

実は作詞、作曲を手がけた実川俊晴本人が「あんしんパパ」として歌っているのです。

しかし単純にヴォイス・チェンジャーを使うだけではここまで可愛らしい感じはでないようです。

録音時にテープ・スピードを半分にしてゆっくり歌い、再生時に通常のスピードで再生するという方法が基本らしいのですが、プラス・アルファの部分は企業秘密ということで公開していません。

それにしても可愛らしい歌詞とメロディ、さらには微妙なビブラートがせつない恋心を表現していて胸を打つ純粋なラブ・ソングですよね。

というのも実は、もともとハツカネズミなどを主人公にした恋のストーリーをイメージして作った曲で、チュウとはネズミとキッスをかけているようです。

敬称略
鈴木正彦

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インベーダー・ゲームが流行り、街中の喫茶店にはゲーム機があった昭和54年は…

この年の1月は、凄惨なニュースから始まった。
大阪で起きた三菱銀行北畠支店人質事件である。猟銃をもった男が支店に押し入り、40人以上を人質に籠城。

死者4名重軽傷者3名が犯人に撃たれ犠牲となった。
2日間の死闘ののち犯人は警察官に射殺された。

7月には、静岡県の東名高速下り線、日本坂トンネルで火災事故が発生。
トンネル内の玉突き事故により173台の車が全焼、7名が死亡する惨事に。
上下線開通の全面復旧まで2ヶ月を要した。

海外では、イラン革命によってホメイニ師政権が誕生し、この革命が引き金となり第2次石油危機が勃発。
深夜のテレビ放送の自粛など省エネ対策がとられる。

一方、ベトナム戦争の残痕からベトナム難民「ボートピープル」が急増し、日本は漂流者を救助、支援した。

話題としては、東芝が個人向け日本語ワープロを発売、ソニーが音楽を聴くシーンを変えた「ウォークマン」を発売。

また、日本電電公社(現・NTT)がケータイ電話のルーツ、自動車電話サービスを東京23区内で開始した。

さらに、タイトーが開発したテレビゲーム「スペース・インベーダー」が大ブームに。
街中の喫茶店のテーブルにこのゲーム機が設置された。

東京、原宿では歩行者天国で踊る「竹の子族」が注目された。

世界初の公認女子マラソンが東京で開催されたのもこの年である。

洋画では、「スーパーマン」や「チャンプ」、邦画では、「あゝ野麦峠」、アニメでは「銀河鉄道999」がヒット。

テレビドラマでは、武田鉄矢主演の学園ドラマ「3年B組金八先生」や松田優作主演の「探偵物語」、バラエティーでは関口宏司会の「クイズ100人に聞きました」、徳光和夫司会の情報番組「ズームイン!!朝!」などが始まり人気を得る。

アニメの「機動戦士ガンダム」も放映開始となった。

この年のレコード大賞は、ジュディ・オング「魅せられて」が受賞。

ヒット曲としては、さだまさしの「関白宣言」、渥美二郎「夢追い酒」、小林幸子「おもいで酒」、千昌夫「北国の春」、西城秀樹「YOUNG MAN」、アリス「チャンピオン」、牧村三枝子「みちづれ」、ピンクレディー「カメレオン・アーミー」、サザンオールスターズ「いとしのエリー」、甲斐バンド「HERO」、ゴダイゴ「銀河鉄道999」、山口百恵「いい日旅立ち」などが挙げられる。

洋楽では、ABBA「チキチータ」、ザ・ナック「マイ・シャローナ」、ブロンディ「ハート・オブ・グラス」、ビリー・ジョエル「オネスティ」などがヒットした。

この年デビューしたのは、石川優子、チャゲ&飛鳥である。

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この曲でチェッカーズはブレイクした!

涙のリクエスト」は日本でのタータン・チェック・ブームの立役者チェッカーズの1984年の出世作。

彼らにとっては2枚目のシングルで、この曲のヒットによってデビュー曲の「ギザギザハートの子守唄」もブレイク、更には続くシングル「哀しくてジェラシー」もヒットして一時期は音楽番組「ベストテン」に3曲もランク・インしてしまうほどの人気者に。

フロントの3人が頭の上でクルクル手を回す振り付けは子供たちを中心に大いに受けていました。

ライブになると会場中が同じ振りをするので、まさに圧巻だったそうです。

軽快なメロディとうらはらに歌詞は彼女に振られた男の未練たっぷりの心情を歌ったもの。

また歌詞に出てくる「トランジスタ・ラジオ」「ダイヤル」「コイン」「銀のロケット」などの小道具は当時の時代背景が目に浮かびます。

作詞作曲はチェッカーズのヒット曲コンビ、売野雅勇芹澤廣明

敬称略
鈴木正彦

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大阪万博と「よど号」ハイジャック事件が起きた昭和45年は…。

戦後25年が経ち、「人類の進歩と調和」をテーマに、大阪万博が3月14日から9月13日までの半年間にわたり開催。
アメリカ館では、アポロ11号が持ち帰った「月の石」の展示に長蛇の列ができた。
入場者は6421万人と、当時の万博では記録的な集客数となった。

その万博が始まって間もない3月31日、赤軍派グループによる「よど号」ハイジャック事件が起き日本中を震撼させた。
犯人は北朝鮮へ亡命し、その後の拉致事件などに関与した。

5月には、瀬戸内海でシージャックが発生。
犯人は狙撃隊によって射殺された。

10月、作家の三島由紀夫が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省)に立てこもり割腹自殺を強行。

明るいニュースでは、冒険家の植村直己が北米のマッキンリー単独登頂に成功し、五大陸最高峰世界初制覇の快挙を成し遂げた。

また、日本航空がジャンボジェット機を導入。
航空大量輸送時代の幕開けとなる。

国鉄(現・JR)は、「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンを開始し、アンノン族と呼ばれた若い女性の旅行客がとくに急増していった。

美人プロボウラー・中山律子や実力派プロ・ボウラー矢島純一などの活躍で、日本中がボウリングブームとなる。

スーパーのダイエーが廉価なカラーテレビを発売したのをキッカケに、カラーテレビが本格的に普及してゆく。

東京の銀座、新宿、浅草などで歩行者天国がはじまる。
その銀座と新宿が地価日本一となる土地の公示価格発表を開始したのもこの年からである。

そして、昭和40年11月から57ヶ月間続いた「いざなぎ景気」がこの年の7月に終えんを迎えた。

テレビ番組では、前出の空の大量輸送時代の到来を踏まえ、日本航空が全面協力による新人スチュワーデス(現・CA)奮闘ドラマ「アテンションプリーズ」が、紅比呂子主演で放映された。
また、岡崎友紀主演の「おくさまは18歳」や、後年、天地真理、浅田美代子などのアイドルを生むことになる「時間ですよ」などのシリーズドラマも始まった。
さらに、「ありがとう」(水前寺清子主演)、「細うで繁盛記」(新珠三千代主演)、「だいこんの花」(森繁久彌主演)などのホームドラマが人気を博した。

バラエティでは、有名人を騙し、野呂圭介がプラカードをもって登場する「どっきりカメラ」が話題となる。

歌謡ポップスでは、由紀さおり「手紙」、ヒデとロザンナ「愛は傷つきやすく」、渚ゆう子「京都の恋」、ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」、岸洋子「希望」、いしだあゆみ「あなたならどうする」、ちあきなおみ「四つのお願い」、ソルティー・シュガー「走れコウタロー」などがヒットした。

演歌では、藤圭子「女のブルース」、「圭子の夢は夜ひらく」、内山田洋とクール・ファイブ「逢わずに愛して」などが大ヒット。

前年に続いて、皆川おさむ「黒猫のタンゴ」やザ・ドリフターズ「ドリフのズンドコ節」が子供たちを中心に大フィーバー。

洋楽では、ショッキング・ブルー「ヴィーナス」、「悲しき鉄道員」、オリジナル・キャスト「ミスター・マンデー」、ビートルズ「レット・イット・ビー」、サイモン&ガーファンクル「コンドルは飛んでいく」、「明日に架ける橋」、クリフ・リチャード「しあわせの朝」、そしてチャールズ・ブロンソンを起用した男性化粧品のCMソングでジェリー・ウォレスが歌った「男の世界」などがヒットした。

ポールの脱退表明でビートルズの実質解散やロックギターの天才・ジミ・ヘンドリックスが27歳の若さで変死。

日本では、はっぴいえんどやオフコース、かぐや姫、よしだたくろうがデビュー。

この年の日本レコード大賞は、菅原洋一「今日でお別れ」が獲得した。

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相撲の世界で起こった!?悲惨な戦いとは…

1973年に発売された「悲惨な戦い/なぎら健壱」。

ギター1本での弾き語りで非常にシンプルな曲ですが、歌詞はそれまでなかったショッキングな内容であっという間に評判に。

タイトルから想像するに反戦フォークか!というイメージを与えかねないのですが、実は相撲の取り組み中に起きてしまった珍事件(!?)を歌っているのです。

なんせ生放送中ということで、連鎖的に事件が事件を呼ぶというオチは実にお見事。

それゆえ放送禁止歌という憂き目にもあってしまいますが・・・。

ちなみになぎらさんといえば、日本を代表するカーター・ファミリー・ピッキング(ギター奏法)の名手。

その正確なギターの伴奏に加え、淡々としたヴォーカルがよりおかしさを倍増しているんでしょうね。

もちろん歌詞の内容はフィクションですのでお間違えのないように。

敬称略
鈴木正彦

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ハワイの青い空と海が浮かびますね。

ビリー・ヴォーンの代表作の1つ「真珠貝の唄」。

そもそも1960年代に広まったハワイアン・ポップスで、オアフ島に伝わる「PopoO Ewa」という古い歌がオリジナルだとか。

またこの曲にハワイのラジオの司会者がラブ・ソングっぽい歌詞をつけて、フラダンスの振り付けまであるようです。

ただ我々世代だとNHK-FM日曜夕方の番組「リクエストコーナー」を思い出しますね。

しゃべり手の石田豊さんの淡々とした語り口がイカしていた番組です。

確かこの曲はオープニング&エンディングテーマに使われていたと思います。

全国のエアチェック・ファンには馴染みの番組で、毎回多くのリクエストが寄せられていていました。

ひょっとしてあなたもハガキを送ったクチ?

敬称略
鈴木正彦

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成田に新国際空港が開港し、キャンディーズが解散した昭和53年は…。

日本の新しい空の玄関、新東京国際空港が千葉県成田に開港。

また、日本一(当時)の高層ビル、池袋サンシャイン60(高さ240m)がオープン。

プロ野球では、広岡監督率いるヤクルトスワローズがセ・リーグ初優勝、日本シリーズも制覇した。

一方、江川卓の巨人入団をめぐる「空白の一日」事件が注目を集めた。

映画界では、日本アカデミー賞が創設され、第1回作品賞に山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」(主演・高倉健)が選ばれた。

そして、「さらば宇宙戦艦ヤマト」がアニメ映画史上空前の大ヒットとなる。

洋画では、「スター・ウォーズ」、「未知との遭遇」、「007私を愛したスパイ」などがヒットした。

テレビ番組では、初の24時間チャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」が日本テレビ系で放映。

音楽番組では、黒柳徹子と久米宏の司会による「ザ・ベストテン」(TBS系)がスタート。

ドラマでは、松平健主演の「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)が始まり長寿番組となる。

また、堺正章、夏目雅子共演の「西遊記」(日本テレビ系)が人気を得て、同ドラマの主題歌「ガンダーラ」をゴダイゴが歌い大ヒット。

音楽業界では、人気アイドルグループ、キャンディーズが解散。

昭和を代表する大御所作曲家、古賀政男が逝去した。

この年の日本レコード大賞は、ピンクレディーの「UFO」が獲得。

ピンクレディーは「UFO」のほか「サウスポー」や「モンスター」もミリオンセラーとなる。

ヒット曲としては他に、堀内孝雄「君のひとみは10000ボルト」、キャンディーズ「微笑がえし」、平尾正晃・畑中葉子「カナダからの手紙」、サーカス「Mr.サマータイム」、矢沢永吉「時間よ止まれ」、中島みゆき「わかれうた」、山口百恵「プレイバックPart2」、沢田研二「ダーリング」、松山千春「季節の中で」など。

また、ディスコブームを反映し、西ドイツ出身の女性グループ、アラベスクが「ハロー・ミスター・モンキー」で日本デビュー。

そして、ジョン・トラボルタ主演映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の挿入歌「恋のナイト・フィーバー」(ビージーズ)がヒットした。

細野晴臣がYMOを結成し、サザンオールスターズがデビューしたのもこの年である。

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